家族葬コラム

家族葬のひびきが葬儀マナーから雑学、豆知識、葬儀に関する疑問の解決策まで様々な内容をお届けします。

作成日2018.09.18

カテゴリー家族葬

家族葬での通夜とマナー

家族葬における通夜式

家族葬になると通夜も告別式も近親者のみで行うことになり、通夜の必要性はないのではないかという疑問もあると思いますが
家族葬は一般の葬儀の参列者を、近親者は親しい人のみに絞った葬儀で、葬儀自体の手順は通常の葬儀と同様です。

 

 

 

家族葬の通夜式には参列すべきではない

家族葬では近親者やごく親しい人だけで葬儀を執り行うものなので、参列をお願いされない限りは原則参列すべきではありません。

 

遺族から「明確な参列願い」がある場合のみ参列する

家族葬で参列するかどうかは、遺族の方から明確な参列のお願いがない場合は参列しないほうが適切です。
参列をお願いされる場合は、遺族から電話や口頭で参列をお願いされるでしょう。そういった場合を除けば、遺族の意を汲み、参列を遠慮しておくほうが良いでしょう。

 

通夜式における流れとマナー

家族葬においても通夜式は一般葬と同じ流れでおこなわれます。
近年様々な葬儀の形がありますが、どのような場面でも、遺族に失礼のないようその場にあったマナーを守ることが大切です。
特に葬儀など冠婚葬祭は、立ち会うことが少ないので具体的な流れも把握せずに行くと慌ててしまうこともあります。
まず儀式の流れを把握し、必要最低限のマナーを守るために情報を調べていきましょう。

ここでは、実際に通夜式の会場に入ってからの流れと、その場で必要な通夜式のマナーについて記載しています。

 

 

通夜式の流れ

1、まずは受付

式場へ到着したらまず受付を済ませます。「この度は・・・」とお悔やみの言葉を述べ、係に香典を渡し、名前などを記帳します。
お悔やみの言葉は多く言う必要はありません。「この度はご愁傷様でした。」と言うのが基本ですが、もしも言葉が出ない場合は無言で一礼するだけでも良いです。

絶対言ってはいけないのは、不幸が重なるとイメージさせる言葉です。「くれぐれも・・・」「重ねがさね・・・」「度々・・・」は使わないように気をつけます。

2、着席する

会場(部屋)に入って遺族に一礼をして席へ座ります。
着席する席ですが、右側の一番前は喪主、遺族、その後には親族が座ります。一般の人はその後の列からです。
左側はいちばん前は来賓、その後の列から一般の人の席となります。前の席はあまり空席にすることのないよう先着順に座るようにします。
ただし式の途中から参列する時は末席に着くようにしましょう。

3、読経

弔問客が大体着席した後、喪主、遺族が着席し僧侶による読経が行われます。故人が安らかに成仏できるようにという意味があります。読経の途中でお焼香が始まることが多いでしょう。

4、お焼香

①【遺族】→【親族】→【一般弔問客】の順でお焼香します。
静かに席を立ち祭壇手前で僧侶と遺族に一礼します。

②焼香台に進み遺影に一礼します。
軽く頭を下げたまま右手の親指と人差し指と中指の三本で抹香を少量つまんで少し目の上あたりに持っていきます。
これを三回行うのが基本ですが、弔問客が多い場合などは一回にするよう配慮しましょう。

③合掌して故人の冥福を祈ります。
済んだら焼香台から一歩下がって遺影に一礼をし、席に戻ります。

5、通夜ぶるまい

親しい人が集まって飲食しながら故人をしのびます。
遺族が通夜の謝辞を表す場でもあるので声をかけていただいた時は遠慮せず一口でもいただきましょう。これは故人の供養でもあります。

 

関東と関西、地域によって異なる通夜式

お通夜のあとは故人を偲び、食事の席を設けますが、関東と関西で違いがあります。

関東では「通夜ぶるまい」とよばれ、親族や参列者の方に食事をふるまいます。
通夜ぶるまいは参列者の人数に応じて、とりわけやすいように大皿料理で出されることが一般的です。
大皿にのった寿司がこの一例でしょう。このとき参加者は食事に箸をつけねばなりません。なにもせずに帰ってはマナー違反となるかもしれません。
精進料理だけではなく、寿司やオードブルなどが並べられることがあり、参列者は一口でも箸をつけて、口を湿らせることが、故人への供養となります。

一方、関西ではお通夜のあと、関東のような通夜ぶるまいの慣習はありません。
故人を偲んで遺族や親族など身内での食事をすることはありますが、参列した方はお焼香をすませ、お通夜が終わったあとはそのまま帰るのが一般的です。

 

通夜振る舞いの作法とマナー

声をかけられたら参加する
通夜式で僧侶が退場した後に喪主の挨拶で通夜振る舞いのアナウンスがあります。
強制ではありませんが、故人を偲ぶという点から、声をかけられたら断らず、参加しましょう。
参加する場合には、ひと口でも箸をつけるのがマナーで、箸をつけることが故人の供養になります。
遺族側も、弔問客にその旨を伝えて、席についてもらようにお願いしましょう。

お酒は節度をもって飲む
通夜振る舞いの席では、お酒が用意されることもあります。
飲める人は飲んでも構いませんが、あくまでも故人を偲ぶ場で、宴会ではありません。
節度を守って、飲みすぎって酔っ払ったり、盛り上がって大きな声を出したりすることがないようにしましょう。

30分程度で退席する
通夜振る舞い自体は1時間程度行われますが、故人や遺族と親しい間柄ではない場合は長居せずに30分程度で退席しましょう。

通夜振る舞いを辞退する場合
通夜振る舞いは応じるのがマナーですが、やむをえない事情があるならすぐに帰っても構いません。
どうしても通夜振る舞いを辞退する必要がある場合には、遺族や世話人に挨拶をし、退席する際は両隣の人に「お先に失礼します」と挨拶して、目立たないように退席します。
ただし、それでも通夜振る舞いへの参加をお願いされた場合には、一口でも箸をつけるようにしましょう。